先日「組織の失敗への対処法」と言う主題のセミナーに参加してきました。

東京大学大学院の中尾教授によるものでした。興味深い内容でしたので、3時間もあっという間に終わってしまった感じでした。具体的な企業の事故や事件を元に分かりやすく失敗しないために対処方法を説明してもらえました。

内容としては
①失敗を防ぐには、過去の失敗知識を用いて失敗再発防止の「型」を勉強する
②実際に事業が継続できないような「まさか」の失敗を想定する
③違和感を大切にする
④「型」破りをできる人材を育成する

最も強く言っていらっしゃったのはスケジュール帳の他にアイデアノートを持つことを推奨していました。
普段から違和感を感じる感性を磨き、そこに潜んでいる問題の可能性を仮説立証することで、大きな事故を防ぐことにつながるのだそうです。その為にアイデアノートを用意して、普段の生活の中で感じる違和感を記録しておけば思いがけず役に立つことにつながるのだそうです。

私もアイデアノートの様なものを持ち歩いていますが、違和感を記録してきてはいませんので、これからは感性を研ぎ澄ませて、仕事や生活の中にある違和感を捉える努力をしてみたいと思いました。